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穢れなき騎士ガラハット、その伝説と聖杯探求

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Fateのサーバントとしてもお馴染みのガラハット、アーサー王の円卓の騎士の中でも「最も穢れ(けがれ)無き騎士」と賞賛される英雄です。

穢れの無い者だけが手にすることのできる聖杯探索に成功し、天に召されたガラハットとはどのような騎士であったのか、聖杯探索の旅で出会う出来事とは。

「世界で最も偉大なる騎士」と謳われるガラハットのご紹介です。

画像出典:ウィキペディア

「世界で最も偉大な騎士」ガラハット

出典:NAVERまとめ

ガラハット、ガラハド、ギャラハッドとも称されます。

ガラハットはサー・ランスロットとペレス王の娘エレインの間に生まれました。エレインは魔法によってランスロットが慕う王妃グィネヴィアに変身し、ランスロットと一夜を共にしガラハッドを出産。ガラハッドは修道院に預けられて育てられることになります。

魔術師マーリンは「彼は父であるランスロット卿を凌ぐ武勇を身につけ、聖杯を発見する。」と予言。

大人になったガラハッドは父であるランスロット卿のもとに行き、騎士の洗礼を受けます。騎士となったガラハットは様々な試験も容易に達成し、アーサー王から「世界で最も偉大な騎士」と称され、円卓の騎士に加えられ、聖杯探索の任務を与えられることになります。

聖杯の探求の旅

出典:NAVERまとめ

聖杯にはあらゆる病を治癒する効果があると伝えられています。アーサー王とも親交の厚いカーボネックのペレス王は古傷に病み、国政も滞っていました。アーサー王はペレス王と国を救うため聖杯探求を円卓の騎士に命じます

その時ガラハットにはアリマタヤのヨセフ(キリストの遺体の引き取り人)が自らの血で描いた「緋(あか)い血の十字」の描かれた白い盾が与えられます

 この白い盾は

ガラハッドを象徴する聖遺物「最高の騎士」のみが持てる盾

それにふさわしくない者が手にすると、漆黒の騎士が表れ大怪我を負わせる“呪われた盾”。「盾に認められたものは聖杯を得る」と伝えられるもの、その盾にガラハッドは持ち主と認められます。カルボネックではこの盾の血の十字架が、「キリストの血縁者としての証」となって、ガラハッドに聖杯を獲得させることができます

 聖杯探求の旅は困難を極めます。「騎士の中の騎士」と称されるランスロットは神の意志で聖杯に拒まれ、「円卓の騎士」を代表するサー・ガウェインですら自尊心を失い挫折。そんな中、ガラハットはパーシヴァル、ボールス、そしてパーシヴァルの妹ディンドランと行動を共にすることになります。

ソロモンの船に乗った際に、ガラハッドはダヴィデの剣を入手します。その剣は伝説のソロモン王の剣。船の持ち主であるペレス王さえ鞘から抜くことの叶わない剣でしたが、ガラハッドはこの剣を見事鞘から引き抜いて剣の持ち主となります。

その後、呪われた老女に出会い、パーシヴァルの妹ディンドランは老女を助けるために自らが犠牲となります。

その事が原因し、ガラハットはパーシヴァルとボールスとはしばらく離れ、ランスロットと旅を続けることになりますが、後に二人と再会、再度行動を共にします。

3人はカルボネックに到着し、そこでついに「聖杯」に到達。ガラハッドが折れた剣を修復すると、アリマタヤのヨセフが現われその功績を祝福します。さらにイエスが3人の前に姿を現わし、ガラハッドに「サラスに行けば「聖杯」がもっとはっきり見えるだろう」と告げます

ガラハッドは「聖杯の槍」(ロンギヌスの槍)についている血を取り、「不具の王」の傷を癒します

天に召されたガラハット

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神のお告げに従い、3人はサラスに向かいます。そこではサラスの王エストラウスによって捕らえられ投獄生活をおくることになります。けれど聖杯の力で守られていたため窮することはありません。そうしている間にサラスの王エストラウスは死去。その国をガラハットが治めることになります。

ある日、ガラハットの前にアリマタヤのヨセフが現れ、ガラハットは「聖杯」をはっきりと見ることになります。そしてガラハットは自ら望み、その許しを得、天に召されてゆきます

 






現代でも円卓の騎士としてお忙しいガラハット

出典:pixiv

ロマンシングサガでのガラハドはローザリアのクリスタルシティ出身の屈強な戦士として登場。
正義感が強く、珍しい大剣「アイスソード」を手に入れることを夢見ています。

 

Fate/GrandOrderではギャラハッド。マシュ・キリエライトと融合したサーヴァントです。英霊としての格は魔術王ソロモンに並ぶといわれています。


アーサー王の死 中世文学集1 (ちくま文庫) [ トマス・マロリー ]

 

まとめ

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聖杯探求に命を捧げたガラハット。なぜ自ら死を選んだのかが謎です。

旅の途中、命を失った者の後を追ったのか、神のいる天が自分にふさわしい居場所であると思ったのか、全ての天命を全うして終わりの時がきたと感じたのか、一切のコメントが無いのが気になります。

 






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