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竜殺しの英雄「勇者ジークフリート」ってファブニールを倒した英雄?

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勇者ジークフリート、Fateシリーズのサーヴァントやグランブルーファンタジーの竜殺しの騎士としてお馴染みです。「ニーベルングの指輪」の主人公。なんとなく聞き覚えのあるようなタイトルはワーグナーの楽曲。

今回はその「竜殺しの英雄ジークフリート」の生い立ちや武勇伝について触れてみたいと思います。

出典:mementmori

「勇者ジークフリート」、実は「英雄シグルド」と同一人物?

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竜殺しの英雄ジークフリート

ネーデルラントの王子、王ジークムントと王妃ジークリントの息子。ドイツの英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』、リヒャルト・ワーグナーの戯曲「ニーベルンゲンの指輪」の主人公でもあります。

ふたつのジークfyリートの物語は『古エッダ』、『ヴォルスンガ・サガ』を元に描かれており、北欧神話のシグルズと同一起源の人物です。

ニーベルンゲン族を倒して財宝と魔法の隠れ蓑タルンカッペ、名剣バルムンクを入手、竜を倒し魔力のこもった竜血を浴びて、いかなる武器も受け付けない不死身の体を手に入れます

しかしこの時、背中に菩提樹の葉が一枚貼り付いていて、この一点のみが彼の弱点となります。

ニーべリンゲンの指輪

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ワーグナーの楽曲「ニーベルングの指輪」は4部構成、全部を合わせると15時間に及ぶ大作です。

―序夜「ラインの黄金」―

‘限りない力を手に入れられる’ ラインの黄金で作られた指輪をめぐって地底人アルベリヒ、神ヴォータン、巨人族ファフナーが奪い合います。

アルベリヒは指輪に死の呪いをかけ、呪いのために指輪を手にした巨人族は殺し合うことになってしまいます。

―ワルキューレー

神々の長ヴォータンは知恵の女神エルダとの間にブリュンヒルデをもうけ、他の女神との間の子供8姉妹をワルキューレとして育てます。

また、人間との間にジークムントジークリンデという双子の兄妹を作ります。
ジークムントとジークリンデは、互いに惹かれ合いますがジークムントは宿敵との決闘に挑み破れて死亡。

ジークムントの死後ジークリンデは兄との間の子ジークフリートを生んで兄の後を追って息耐えます。

―ジークフリートー

ジークフリートは大蛇(巨人族ファーフナー)を退治し、指輪を手に入れます

そして岩山に眠るブリュンヒルデを目覚めさせ、二人は愛し合います

―神々の黄昏―

ジークフリートはブリュンヒルデに指輪を渡し冒険に旅立ちますが、ニーベルング族の小人アルベリヒの子供ハーゲンの企みによって、指輪を奪い返してしまいます。

裏切られてと思ったブリュンヒルデは、ハーゲンにジークフリートの弱点を教え、ハーゲンはジークフリートを殺害。事情を知ったブリュンヒルデは炎の中に身を投げ死亡。

指輪はラインの底に戻り、呪いは解けます。


ワーグナー:ニーベルングの指輪からの管弦楽作品集

 






英霊になる、騎士になる、勇者ジークフリート

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Fate/Apocrypha

Fateシリーズのひとつである聖杯大戦を描いた小説。著:東出祐一郎。「黒」のサーヴァント7騎 VS 「赤」のサーヴァント7騎、プラスルーラー 。それぞれの野望と刃が交錯する、前代未聞の「聖杯大戦」。

ジークフリートは黒"陣営のマスター、生前の伝説通り、背中が唯一の弱点です。


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グランブルーファンタジー

Cygamesが提供しているスマホ、PC向けソーシャルRPG

ジークフリートは真竜ファフニールを倒した「竜殺し」の異名で恐れられる元黒竜騎士団団長としてイベント『救国の忠騎士』にて登場しています。

現白竜騎士団団長ランスロットの師。ここぞという時に颯爽と現れる頼もしい存在。



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まとめ

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個人的な意見ですが、指輪物語(ロード・オブ・ザリング)はワーグナーの「ニーベルングの指輪」もモチーフのひとつにして作られたように思います。

ホビットやエルフ・ドワーフ、ジークフリートは登場しないとはゆうものの、ストーリーは指輪をめぐる争奪戦。指輪に執着するスメアゴル(ゴラム)は指輪を作ったアルベリヒとジークフリートを倒したその子ハーゲンに、ホビットの冒険に出てくる黄金に執着する竜はファブニールにイメージが重なります。

ワーグナー、クラッシックはしんどいイメージでなかなか聞く気にはなれません。けれどロード・オブ・ザリングのいちファンとして、これを機に頑張って挑戦してみたいと思っています。

 






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