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ヴィンランド・サガ、アニメで描くヴァイキングの大河ドラマ ーヴィンランド・サガとはー

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星4

NHKで放映中の新番組『ヴィンランド・サガ』。

実在したとされるバイキングの壮絶な生き様を描くアニメ版大河ドラマ。

原作は幸村誠作、同名のシリーズ漫画。前作の『プラネテス』同様、歴史的な事実に基づいた迫力のストーリー展開は、見る者にアニメの域を超えた感動を与えると幸村誠ファンも急増中です。

さすがNHKといえるその作品、見逃したくない秀作です。


本当の戦士の物語、ヴィンランド・サガの魅力

千年期の終わり頃、

あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の集団、

ヴァイキング。

最強と謳われた戦士の息子トルフィンは、

幼くして戦場を生き場所とし、

幻の大陸"ヴィンランド"を目指す――

激動の時代で巻き起こる、

本当の戦士の物語(サガ)。

公式サイト

出典:pinterest

NHK放映、幸村誠原作の作品は、スペースデブリ(宇宙のゴミ)問題を取り上げた『プラネテス』に次ぐ、第二弾。

11世紀初頭の北ヨーロッパ周辺を舞台に繰り広げられる、ヴァイキングたちの生き様を描いた時代漫画です。

タイトルのヴィンランドは北アメリカ大陸にあったとされるヴァイキングの入植地のひとつ。主人公のトルフィンは11世紀に実在したと言われるアイスランド商人ソルフィン・ソルザルソンがモデル。

幼くして戦士であった父を亡くし、ひとりヴァイキングとして成長し、憧れの地ヴィンランドを目指す少年の生き様を描きます。

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原作者である幸村誠、前回の『プラネテス』も含め、彼の作品の面白みは、史実を基に構成されたリアリティーを追求している骨太な作品であるところ。

今脚光を浴びている「天気の子」「君の名は」の新海誠の作品と比較すれば、新海誠の作品は光や空間・風や音を意識させる、いわゆる五感・感性に訴える作品。幸村誠の作品は宇宙という空間で生活することやバイキングとして成長してゆくことの説得力で感動を与える作品といえると思います。

それぞれに個性の違いがあるにしても、新海誠・幸村誠両者共に今のアニメ界を先駆してゆく精鋭であることは間違いないし、その作品は見逃したくない秀作です。

 


ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)


プラネテス(1) (モーニングコミックス)

歴史でたどるヴィンランド・サガとは

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「ヴィンランド・サガ」とは

13世紀に最初に書かれたとされる『グリーンランド人のサガ』・『赤毛のエイリークのサガ』の2つをいいます。これらは970年から1030年頃のノース人(ヴァイキングにも含まれる古代スカンディナヴィアの人々)によるアメリカ大陸の植民地化の二大文献史料。

ヨーロッパ人として初めてグリーンランドに入植した赤毛のエイリークとその追随者たち、エイリークの子供達、主人公トルフィンのモデルとされるソルフィン・カルルセフニたちの苦難の西方探検の旅が描かれています。

このサガは空想的な部分も含まれているものの、ある程度真実を基に作られていると伝えられています。

 

ヴィンランドとは

ヴァイキングのレイフ・エリクソンが名付けたとされる、かつて存在した北アメリカの地名。

名の由来は「ブドウ(vín)の地」または「草原(vin)の地」を意味しています。

ヴィンランドという詳細な場所については諸説ありますが、現在のカナダ・ニューファンドランド島、またはアメリカのニューヨーク州から、メイン州までの地域であると推測されています。

 

ソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソン

主人公トルフィンのモデルとされるソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソンはアイスランドの商人あるいは探検者。

1010年頃、約60人または160人の移民とともに新大陸ヴィンランドへ渡りました。

『グリーンランド人のサガ』・『赤毛のエイリークのサガ』によるソルフィンは、交易の荷を積んだ船でグリーンランドに到来し、赤毛のエイリークの息子ソルステイン・エイリークソンの未亡人グズリーズと出会い、結婚。葡萄(「ヴィーン」)が豊富ゆえに名づけられたという新天地ヴィンランドへの移住を決意します


赤毛のエイリークのサガ(他) (1000点世界文学大系 北欧篇)


ヴィンランド・サガ 気になる口コミ情報

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イマイチな口コミ

現在NHKと同時放映中のアマゾンプライムのレビューのご紹介です 星5つ64%、4つ17%81%の面白いの評価、イマイチ評価は星1つ4%、2つ7%の11%でした

ドラゴンクエストⅤと同じ展開になるのかな?

エンディングは素晴らしいです。
曲と映像が見事にマッチしています。
内容は一人の人物の幼少期からを描くようで、
大河ドラマのような題材です。
NHKが放送しているだけあって、
かなりのリソースがつぎ込まれているガチで制作された作品。
なので創りのクオリティーは、他のテレビアニメと比べてかなり高い方。
作品は骨太なんですが、如何せん物語の展開がオーソドックス過ぎて、
既視感があり、先が読めてしまいます。

期待値以下。原作ファンとしては微妙

原作の大ファンです。アニメ化を期待していました。
3話までを視聴。
感想は、はっきり言って、微妙です。
原作の幸村誠さんの画力に、アニメは全然追いついていません。
画の重量感や濃密さがなく、なんとも軽く薄味な感じ。
ヴァイキングものですから、海や航海のシーンが重要ですが、それも壮大さや重量感が足りません。
キャラクターデザインも微妙で、主要人物の魅力があまりありません。トールズもユルヴァも。
そして、アシェラッドの声も、これじゃない感が。
期待し過ぎたのでしょうかね。

ふつー以下

淡々と原作をなぞっているだけで面白みもないし、原作を読んでいる者としては違和感を覚えるシーンが多数。主人公が父の短剣を抜くところ、その音じゃないだろう。父親が無双するところ、原作は相手の力を利用したり脳震盪を起こさせるように殴る描写があって、戦い方からして普通ではないのを感じさせるのに、これではただ殴っているだけにしか見えない。絵も全体的に薄味。キャラにも描写にも凄みがない。作り手が原作の美味しいところを理解していないと思う。
最悪なのはオープニング。刻々と同じところが作っているから?同じように狙いすぎでうんざり。

 

面白いの口コミ

幸村誠の哲学

プラネテスにドハマリして、待ちに待った新連載ヴィンランド・サガ…当初は作風の違いに度肝を抜かれました。
読み進めるとあぁ、やっぱり同じ作者だ、と納得の幸村誠の哲学が見えてきます。

是非ただのヴァイキング戦記のアクションバトル物としてではなく丁寧に見てほしい作品です。

原作でも文章でしか語られない部分が映像化されてる!

まだ第一話だけですが、アイスランドの風景描写やオッサン達の魅力がよく出ている!
この作品を丁寧に描いていこうとするWIT studioの本気を感じる。
最近の原作を舐め切ったアニメとは一線を画す仕上がりに、原作ファンとして感無量です。

争いの絶えない世界に、争いのない理想郷を

満を持してのアニメ化、しかも製作はあの進撃の巨人を作っているとこだというから期待大。
1話を見るに作画は漫画をかなりリスペクトした再現度の高いもので感無量です。

戦争、略奪、奴隷…それらが当たり前のように起こり、存在する時代の話です。銃器はまだなく、剣と弓がメイン。
最初こそ単純な復讐劇ですが、後にそれは遥か彼方に争いや奴隷とは無縁の平和な土地を作るという壮大な目的へ変わります。
漫画では戦争の悲惨さを描く描写が巧みで、大人の方なら大抵の人が楽しめる作品ではないかと思います。

 

出典: Amazon

数少ないイマイチなレビューのほとんどは、幸村誠のファンが原作と比較して期待にそえるものだはなかったという感想。その内容はなるほど「読み込んでいるなっ」と思うマニアックな(貴重な)ご意見です。

 

ヴィンランド・サガ まとめ

出典:pinterest

筆者はアニメも今の時代にそくした芸術であると思います。そして芸術をアート、音楽、文学、デザインなどに分野分けするなら、幸村誠の作品はアニメという表現法を用いた文学であるのだろうと思います。

小説の中にも、アニメにすれば面白そうと思う作品もありますが、幸村誠作『ヴィンランド・サガ』も文章で読んでみたい作品だと思います。

 

ただし、文章表現の優れた作家さんでないとイメージダウンになってしまうリスクはありますが。

 


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