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ユミル、北欧神話の巨人。進撃の巨人のモデルになったってホント?

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進撃の巨人が北欧神話をもとに作られているってご存知ですか?

壮絶で、リアル感たっぷりな巨人族と人間の戦いを描く独特の世界観はすごい!人間が巨人族に「捕食される」なんて考え難いような、ところが北欧神話の世界は巨人族と神との戦いからスタートしているんです。

そんな北欧神話の中の創造主「ユミル」についてご紹介です。

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ユミルは北欧神話の創造主?

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「古エッダ」のなかの「巫女の予言」の中で世界の創造が記述されています。「まだ海も大地も天もなく、ただ大きな淵だけがあった太古(ギンヌンガ・ガップ)。氷のニヴルヘイムと炎のムスペルヘイムがぶつかって、氷は溶けて毒気となり、雌雄同体の巨人ユミルと、彼を乳で養う雌牛アウズンブラが生まれました

ユミルは眠っている間に汗から男女の巨人、そして2本の足がまぐわい「霜の巨人」と呼ばれる巨人族の男子が生まれました。

雌牛アウズンブラは霜氷を舐め、氷の中の最初の神ブーリを出現させます。ブーリは息子ボルを、ボルは巨人族のベストライと結婚、オーディン、ヴィリ、ヴェーの3兄弟を誕生させました。

オーディンらボルの息子たちはユミルを含む乱暴な「霜の巨人」たちを倒します。そして、倒したユミルの身体から世界を作ります。肉塊は大地、骨は山々、血は湖と海と川、頭蓋骨は天空、脳から雲を作ります。さらにオーディンは2本の木の幹から人間の男女を形作り、生命、意識、5感、会話する能力を与えました。

最後に人間のための国「ミズガルズ」を作り、ユミルの睫毛から国を守る防壁を作りました。

これが北欧神話の世界の創造の物語です。


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そのユミルって進撃の巨人のユミルのモデル?

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北欧神話の巨人と神との戦いがもとになっているとはいうものの、「進撃の巨人」の「人間を捕食する巨人」はあくまで作者諫山 創氏の想像上の世界での設定であるようです。


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進撃の巨人に登場するユミルはエレンと同じ104期生のひとり。どちらかというと性格も巨人になった姿もハッキリ言ってあまり良くない。英雄に相応しい神々しさは感じられません、残念ながら。
そのほかに、ユミルは最近では人気ゲーム「モンスターストライク」の神化・巨人化系モンスターとしても登場しています。

ユミル、名前のイメージからは凶暴な巨人という姿はつながらないですよね。

まとめ

世界の始まりというにはあまりに生々しい北欧神話の創世期。そのあとにも、妖精や魔女、怪獣と勇者の物語に続いてゆきます。

北欧は、まずバイキングをイメージします。荒くれ者で力で他者を制圧する。

良くも悪くもファンタジーの本場といったところですね。



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