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神話と映画とは違う? メデゥーサを倒しアンドロメダを救う、ペルセウスの勇姿

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ペルセウスといえば、ヘラクレス、セテウスと並ぶギリシャ神話の英雄。

その勇姿は映画「タイタンの戦い」で映画や神話ファンでなくともご存知の方も多いと思います。

けれど、映画でのペルセウスと神話でのペルセウスではなんか物語が違うように思うのですが。。。そこで神話でのペルセウスの武勇と、映画「タイタンの戦い」との相違点を探ってみたいと思います。

画像出典:気まぐれ事典

映画の世界でのペルセウス


ペルセウスを語るならやはり2010年制作の「タイタンの戦い」。
物語は家族で漁に出ているペルセウスの船がハデスが放った悪魔に襲撃され、ペルセウスひとりだけが生き残るところから始まります。そして、エジプトの女王カシオペアの言葉に怒ったハデスが放つクラーケンを倒すまでの苦難の旅とそれを影から助けるひとりの女性イオと結ばれるまでの物語を描いています。

主人公ペルセウスには映画「アバター」主演のサム・ワーシントン、監督は「トランスポーター2」のルイ・ルテリエ。

続編は「タイタンの逆襲」2012年製作。

妻を亡くし、ひとり息子ヘレイオスと静かに暮らすペルセウス。けれど自分たちの住まう漁村にまで攻めてくるキメラの襲撃に世界の危機であることを悟り、巨神クロノスの甦りを防ぎ、世界の崩壊を阻止するためにポセイドンの息子半神のアゲノールや女王アンドロメダと共にクロノスが眠る「タルタロスの牢獄」に向かいます。

神話の中のペルセウス

出典:ギリシャ神話

ギリシャ神話でのペルセウスは主神ゼウスとアルゴスの王女ダナエーとの間に生まれた半神。ミュケナイ王国の創始者といわれ、死後は妻アンドロメダとともに星座になって現在に語り継がれています。

アルゴス王でペルセウスの祖父にあたるアクリシオスは「彼の孫によって殺される」という予言を恐れ、娘ダエナーと黄金の雨に身を変えて結ばれたゼウスとの間に生まれたペルセウスを箱に閉じ込め海に流しました

流れ着いたセリーポス島で大きくなったペルセウスは母ダエナーに思いを寄せる島の領主ポリュデクテースの企みでメデューサの討伐を命じられます。

ペルセウスはアテナとヘルメスの助けにより、メデューサを倒すための武器を授かります。アテナからは鏡のように研ぎ澄まされた青銅の盾。ニュムペーたちからは翼のあるサンダル、キビシス(袋)、ハデスの隠れ兜、ヘルメスからは金剛の鎌

そしてアテーナーに手を引かれ、盾に映し出されたメドゥーサの姿を見ながら、鎌でメデューサの首を切り落とします。この時、メデューサの体内からペガサスと怪物クリュサオールが生まれました。そして持ち帰ったメデューサの首をかざし、巨人アトラスを山と変えて討伐。

また、セリーポス島に戻る途中、母カシオペアの暴言が原因でポセイドンの怒りをかい、生贄にさせかかるのエチオピアの王女アンドロメダを救出し結婚します

その後ペルセウスは母と妻と共にアルゴスに帰国、アルゴスの王となります。
 






ペルセウス、神話と映画の違い

出典:pixiv

映画で登場するイオは神話では雌牛に変えられたゼウスの恋人、ペルセウスとは無関係な存在です。また、映画で頻繁に登場するゼウスの存在も神話の中ではあまりなく、逆にメデゥーサを倒すための武器をアテナやヘルメスから授かった部分が映画の中で描かれていたのがどうかがあまり記憶にありません。

ちなみに「タイタンの戦い」に登場するクラーケンとは北欧伝承の海の怪物。映画の中のオリジナルな設定と見るのが正解?

なんとなく、2部構成になっていたとしても、アンドロメダが映画では頼もしい女戦士でいるのも神話とは異なる点。

 






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