ギリシャ神話 神・英雄・怪人

ミノタウロス退治だけじゃない、英雄テセウスのはちゃめちゃな冒険譚

更新日:

Pocket

英雄テセウス、ミノタウロスを倒した伝説の勇者です。けれどミノタウロス退治以外にも、多くの怪物をなぎ倒す英雄。アマゾネスに乗り込んだり、かの人妻を略奪しようとして命を落とす破天荒な生涯をおくります。

今回は英雄テセウスの、そのはちゃめちゃな冒険譚のご紹介です。

画像出典:西洋美術の謎と闇

テセウスの大冒険

出典:西洋美術の謎と闇

テセウスは16歳の時、アテナイの王アイゲウスに認められたいために故郷のトロイゼーンからアテナイに向かいます

旅の道中あえて危険な陸路を選びます。

エピダウロスでは旅人を襲う乱暴者ペリペーテースを、コリントス地峡では怪力の盗賊シニスを討伐。シニスは旅人を松の枝に両足を縛って引き裂くなどの残虐な殺戮を繰り返していました。クロミュオーンではパイアと呼ばれた猪(クロミュオーンの猪)を、メガラでは盗賊スケイローンを討伐。エレウシースではレスリングの試合を挑み相手を殺してしまうケルキュオーン、ヘルメウスでは旅人の手足を切り取る残忍な山賊プロクルーステースを次々と倒してゆきます。

アテナイに着いたテセウスアリアドネの助けも得て、クレタ島でミノタウロスを倒します。けれどなぜか、ナクソス島にアリアドネを置き去りにしてアテネに帰還。悲しむアリアドネは酒神ディオニュソスに救われてその妻となります

テセウスは船に白い帆を掲げて凱旋すると父王に約束していましたが、これを忘れ黒い帆を掲げてアテナイの港に帰還王は絶望して海に身を投げて死んでしまいます

テセウスは悲しみにくれながらも父王の後継者として王位を継ぎます

しかし冒険心はやまず、女性だけの国・アマゾンに遠征し女王アンティオペーを略奪し妻としたり、金羊毛皮を捜し求めるアルゴ号の冒険にも参加します。

友人ペイリトスがハデスの妻ペルセポネを攫う冒険に誘われて冥府に同行。これは失敗に終わり、激怒したハーデスによってペイリトスとともに椅子に座ったまま立ち上がれない呪いをかけられ、タルタロスに落とされてしまいます

ヘラクレスによって救い出されますが、長年の不在を経て帰った国は奪われててしまっています。

そのためスキューロス島の王リュコメーデースのもとに身を寄せますが、リュコメーデースはテーセウスに王位を簒奪されるのではないかと恐れ、彼を崖から突き落として殺してしまいます

なんとも波乱万丈、はちゃめちゃな生涯です。

画像出典:西洋美術の謎と闇

 


テセウスの船

「テセウスの船」とはパラドックスのひとつ、テセウスのパラドックスとも呼ばれています。ある物体の全てのパーツが他に置き換えられても同じものと言えるのかどうかを問うています。ちなみにパラドックスとは理論と結論の間にくい違いがあること。

「テセウスの船」 著者:東元 俊哉

【内容情報】(出版社より)
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童16人を含む21人が青酸カリで毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。

楽天


テセウスの船(1) (モーニング KC) [ 東元 俊哉 ]

まとめ

 

テセウスは、冒険好きで自分に正直な性格とでも理解すれば良いのでしょうか。なんとなく日本のスサノウ(素戔嗚尊)に似ているようにも思います。実は、その破天荒な性格にファンになってしまいました。

ともかく盗賊や怪獣を倒す勇敢な英雄であることは間違いありませんね。

画像出典:8gamer

  


Copyright© 世界の神話・伝説 , 2019 All Rights Reserved.