ギリシャ神話 怪獣・魔物・妖精

カリスト、そしてアルカス。おおくま座・こぐま座になった悲しい経緯

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ギリシャ神話の妖精ニンフは男神の餌食となる可哀想な存在、そんなイメージを持ちます。

なかでも極めつけなのがカリスト。主従の関係にある女神アルテミスに変身したゼウスに手籠めにされた上に哀しい末路を辿ります。

神の生臭い感情に翻弄される、カリストとアルカスの結末とは。

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薄幸の美女カリスト

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アルテミスとカリスト

オリュンポス12柱のひとり女神アルテミスは狩猟を好みます。ニンフを従え野山を駆け巡るのを常としていました。アルテミスは処女神、供のニンフたちもまたアルテミスに一生の純潔を誓っていました。

そのニンフの中に一際美しいカリストがいました。

カリストは身を飾ることや色恋にはまるで興味を示さず、忠実さと狩りのうまさとでアルテミスのお気に入りのニンフでした。

けれどある日、カリストは主神ゼウスに見初められてしまいます。ゼウスは恋愛に興味を示さず、純潔の誓いを立てたカリストに近づくため、なんとアルテミスに扮します。そして、首尾よくカリストに近づき、思いを遂げます。カリストはゼウスの子を身籠もります。

けれど、自分を恥じたカリストは、無理強いされたとはいえ男と交わってしまったことをアルテミスに打ち明けられずにいました。

ある日、狩りの途中一行は沐浴することになり、ついに妊娠していることがアルテミスに知られてしまうことになります。アルテミスは怒り、カリストを追放しました。

ゼウスとカリスト

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カリストはやがて男児アルカスを生みます。けれど、このことがゼウスの妻のヘラの怒りをかうことになります。

カリストの白く柔らかい肌は黒い剛毛で覆われ、細くしなやかな手足は湾曲して鉤爪が伸び、愛らしい口元は獣の顎となって、おぞましい唸り声しか出せないようになってしまいます。カリストは元の姿からは想像できない野獣の熊に変わってしまったのです。

カリストが熊に変わったことについてはいくつかの説があります。ヘラが嫉妬のために変えた、アルテミスが怒りと罪を罰するために変えた、ゼウスがヘラの嫉妬からカリストを守るために変えたというもの。

また、熊に変わった後ヘラがアルテミスに命じてカリストを猛獣として殺させた、またはアルテミス自身が成敗したとも伝えられています。

ゼウスがカリストの遺体から子供を取り出した後、天に上げておおくま座に変えたという説も伝えられています。

アルカスとカリスト

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カリストとゼウスの子アルカスはマイアに育てられ立派に成人しました。

ある日、アルカスは狩りをしていて、1頭の牝熊に出会います。その牝熊は姿を変えられた母親カリストでした。アルカスは槍を牝熊に投げます。それを目にしたゼウスはふたりを憐れんで、カリストが射殺される前に天にあげ、カリストをおおぐま座、アルカスをこぐま座としました。

けれどヘラはその結末に納得せず、大海の支配者でミズヘビの神オケアノスにカリスト母子を海に入らせないように命じます。そのため他の星座とは違い、おおくま座とこぐま座だけは海に入って休息することができない星座となりました。


現代では戦う乙女カリスト

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ソーシャルゲーム「刻のイシュタリア」では大熊へと変身した美しき獣姫。

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エレメンタルストーリーでは星5つのモンスター「恋慕のカリスト」となって登場します。



ギリシア神話


星と神話 物語で親しむ星の世界

ニュンペー(ニンフ)カリスト まとめ

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ギリシャ神話の神々とはなんとも傲慢で身勝手な人間臭い存在なのだなっと呆れるばかりです。特にゼウスの物語は女性問題か権力争いに終始してしまっているよう。

なのに主神でいられることが疑問にさえ思います。

全知全能の神様、もう少し自重してください。


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