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プロメテウスが受けた罰。神話の中の創造主?惨すぎる結末とは

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「プロメテウス」でイメージするのは、やはり、リドリー・スコット監督の映画。人間の起源であるという想定が印象に残ります。

その「プロメテウス」はギリシャ神話に登場する巨人族、人類最初の女性であるパンドラの誕生にも深く関わる男神。

今回はそのプロメテウスのご紹介です。プロメテウスは人類の敵なのか味方なのか、ホントに人類の創造主なのか、注目です。

出典:pinterest

プロメテウスに与えられた惨すぎる罰

プロメテウスは巨人族タイタンの一柱。その名は「先見の明を持つ者」を意味し、イーアペトスの子で、アトラスの弟、エピメテウスの兄。

神族とタイタン族との戦いティタノマキアではオリンポス側につくことで、戦いの後にもタルタロスの深淵へと封印されることなく自由の身を保っていました。

ゼウスが人間と神を区別することを考えた時、その役割を任せられるよう懇願。そして、ゼウスが人間に火を与えないことを見兼ね、ヘーパイストスの作業場の炉の中の火を地上に持って来て人類に与えました。人類はそれによって自然界の猛威から身を防ぐ以外、多くの恩恵を受けることになります。

けれどその恩恵はゼウスの予言通り、武器を作り、戦争を始める原因になってしまいます。

これを怒ったゼウスは権力の神クラトスと暴力の神ビアーに命じてプロメテウスをカウカソス山の山頂に縛り、生きながら鷲に肝臓を食べられる責め苦を与えます。そしてそれはプロメテウスが不老不死の神であったために、ヘラクレスによって解放されるまで、3万年の歳月の間続くことになります。

「プロメテウス」 ホントに人類の創造主?

「ブレードランナー」や「グラディエーター」などの名作を数多く制作する名匠リドリー・スコット監督の「プロメテウス」。その暗く迫力の映像美に魅入られる、SFファンなら見逃せない作品のひとつです。ストーリーは「プロメテウス」が人間の創造主であるのかという謎を解き明かしてゆきます。

プロメテウスの名は映画の題材になる以外にも、現実世界でも様々な国の空母や宇宙船などの名として広く使用されています。

また人気漫画「ONEPIECE」では火の玉ホーミーズとして登場。居村眞二原作「ウルトラ超伝説」ではウルトラの戦士のひとりとして活躍しています。

 

そしてパンドラに続く人間への罰

ゼウスは人間にも火を使うことの代償を与えます。それが人類最初の女性パンドラの誕生とパンドラに与えた箱。ゼウスは鍛治へバイストスに命じ、人間界で最も美しい女性パンドラを作り、プロメテウスの弟エピメテウスに送ります。

そして、パンドラの箱にあるものが人類に与えられる試練であることのお話につながってゆきます

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