
2014年からTVでも放送されている「鬼灯の冷徹」。
地獄を舞台にしたブラックユーモアなのになぜか楽しい。
頼りない閻魔大王、桃太郎ファミリーや座敷童子シスターズなど、おなじみの面々が面白い、そして冷徹な主人公鬼灯がなぜかステキで可愛く見えてしまう不思議な空間。
今回はその「鬼灯の冷徹」のご紹介です。
「鬼灯の冷徹」の見どころは
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公式サイトイントロダクション
これは地獄のお話。あいもかわらず亡者であふれ返っている地獄では、
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、
亡者への呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの仲間たちに、鬼灯の幼なじみや双子の妖怪、
自由気ままな雪鬼などなど新たな面々も加わり、
騒々しくも楽しい地獄の毎日が今再び幕を開ける!
「鬼灯の冷徹」の魅力はやっぱり個性的なキャラクター陣。世界の悪霊や妖怪・神々が、笑ってしまうけどなるほど納得のシチュエーションでエピソードを盛り上げます。
出演陣抜粋
- 妲己(だっき)
元は中国紀元前の王、帝辛の妃。国を傾けた悪女の代名詞として知られる九尾の狐。中国から日本へ渡り玉藻前(たまものまえ)となって鳥羽上皇を誘惑。陰陽師に正体を見破られ、調伏されて殺生石となった、衆合花街でボッタクリ妓楼「花割烹狐御前」を営む絶世の美女。
- 座敷童子(ざしきわらし) / 一子(いちこ)、二子(にこ)
精霊、または神。岩手県の廃屋で鬼灯と出会い、地獄に移籍。黒髪・黒い着物の方が一子、白髪・白い着物の方が二子。無表情なのが不気味(?)。
- 伊邪那美命(いざなみのみこと) / イザナミ
かつて黄泉を統治していた女王。国作りを行った神の一柱。閻魔大王の初代補佐官、現在は大焼処の一角に御殿を構えて隠居中
- 八百比丘尼(やおびくに)
地獄博物館内の水族館で人魚ショーを担当
- 貞子(サダコ)
等活地獄から茄子が持ち込んだワンセグ経由でテレビから出てきたところを捕まった。
- 一寸法師(いっすんぼうし)
「目上の人を嘘で陥れた罪」により罪人として地獄行きのところ情状酌量により 受苦無有数量処で雑用係をしている。現在人間サイズに戻っているため「元一寸」と呼ばれている
「かちかち山」のうさぎ。如飛虫堕処で獄卒を勤める。「じわじわ報復する」をモットーとしている。
- サタン
EU地獄の王、かつては天使ルシファーだった。元々は美形だったのが堕天した時に角と体毛が生えマッチョになり、講演会では必ずこの話をする。
ベルゼブブの妻。どんな男でもとりあえず誘い、堕落させる。妲己(だっき)とは親友の仲。
地獄とはこんなところ
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地獄とは仏教において最下層に位置する世界観。大罪を犯した人間が死後に行く世界。サンスクリット語でNaraka(ナラカ)奈落(ならく)とも言います。
仏教において 衆生(しゅじょう)(一切の生きとし生けるもの)がその業(一生でおこなった行為)の結果に、輪廻転生する世界を六道(ろくどう、りくどう)といい、
- 天道(てんどう、天上道、天界道とも)ー 天界
- 人間道(にんげんどう)ー 人間界
- 修羅道(しゅらどう、阿修羅道とも)ー 阿修羅の住む世界、常に戦う意識のあるものが住む世界
- 畜生道(ちくしょうどう)ー 人間以外の生物界
- 餓鬼道(がきどう)ー 常に飢えと渇きに苦しみ満たされることがない世界
- 地獄道(じごくどう)
に分かれます。
その最下層、地獄の縦・広さ・深さは各2万由旬、
・無間・大焦熱・焦熱・大叫喚・叫喚・衆合・黒縄・等活 の八大(八熱)地獄があると言われています。
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死後、人間は三途の川(此岸(現世)と彼岸(あの世)を分ける境目、三途とは餓鬼道・畜生道・地獄道の意味)を渡ります。
7日ごとに閻魔をはじめとする十王
- 五道転輪王(ごどうてんりんおう)阿弥陀如来
- 秦広王(しんこうおう)不動明王
- 変成王(へんじょうおう)弥勒菩薩
- 初江王(しょこうおう)釈迦如来
- 閻魔王(えんまおう)地蔵菩薩
- 平等王(びょうどうおう)観音菩薩
- 五官王(ごかんおう)普賢菩薩
- 泰山王(たいざんおう)薬師如来
- 都市王(としおう)勢至菩薩
- 宋帝王(そうていおう)文殊菩薩
によって7回の裁きを受け、最も罪の重いものが地獄に落とされます。
そして服役期間を終えたものは輪廻転生によって、再びこの世界に生まれ変わるとされています。
「鬼灯の冷徹」気になる口コミ評価
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Amazonでの口コミ、コミック、最新版の評価です。星5つが70%、4つ20%、3つ10%でイマイチな評価なしの高得点です。
好きだなぁ❤️
もう、見つけた瞬間に購入です。一切迷いません‼️条件反射みたいなもんです。
相変わらずの密度と勢い
地獄や霊などに対する深い造詣はいつも驚かされます。
また、ただの知識作品でなく、それを作品に活かす応用力もあります。
今回ものほほんとした感じで進みます
うまく擬人化されて、ちょっと間の抜けた妖怪たちが愛らしい。
変態の面白さは漫画ならでは
飽きさせない作者の技量は鉄板です。
よい!
丁寧に作りこまれており、ずっと変わらぬクオリティだなと面白く読めました。
どのキャラも個性があって、よい。と素直に言える漫画ですね。
まとめ
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個人的な意見ですが、鬼灯の子供の頃、メチャカワイイ❤️。
大人の鬼灯、あまり近づき過ぎるのはしんどそうですが、一歩離れた所にこんなキャラのお友達がいたらさぞ楽しいだろうな、っと思いますっ。