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季節の節目(ふしめ)「清明」、日本にある四季を感じていたい。

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桜前線が日本列島を席巻するこの季節、春の息吹が清々しく感じ取れます。新緑、新芽、新しい季節の到来がいたるところに溢れています。

こんな時には、ほんの少しでも新鮮な自然を心身に吸収しておきたいものです。

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清明

 

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清明」とは「清浄明潔」の略。5番目の二十四節気です。

天明七年、太玄斎(たいげんさい)こと松平頼救(まつだいら よりすけ)の著した『こよみ便覧』三月節に「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記載されていていることから由来しているとされています。

現代で多く用いられる定気法では、太陽黄経が15度のとき。

2019年の清明は4月5日(金)となります。

 

気候も明るく清々しく感じられる頃。桜の花も見頃、日本列島が桜の花びらで埋め尽くされるよう。南の地方ではつばめが渡って来る頃でもあります。

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清明の由来

中国の二十四節気には「清明節(せいめいせつ)」があります。古くには「掃墳節」「祭祖節」「鬼節」「三月節」とも呼ばれていました。

清明節には祖先の墓にお参りし、墓を掃除する日でもあり、日本でいう「お盆」に相当する年中行事、「掃墓節(そうぼせつ)」とも呼ばれます。

清明節の前日には、火気を使用しない冷食(れいしょく=煮炊きしないものを食べること)のみの寒食節(かんしょくせつ)があります。百五節とも呼ばれ、中国では伝統的な祝日となっています

「二十四節気」とは

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二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

二十四節気の名称は、中国で考案された当時のものがほぼそのまま使われています。考案当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映しており、日本よりも寒冷で大陸的な気候のため、日本の気候とは多少ずれがあります。

太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を(正節、節気)と言い、節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り、その月を節月と言います。季語の分類も主として節切りで行われています。

夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、立春・立夏・立秋・立冬を四立二至二分四立を併せて八節と言います。二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた、七十二候という分類もあります。

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「清明」の行事

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沖縄の清明祭(シーミー)

沖縄には18世紀に中国から伝わったとされる清明祭(シーミー)という風習があります。

これは中国の清明節と同じく、親類一同が集い、祖先のお墓にお参りして、掃除をし、墓前で祖先とともに食事を楽しむという風習です。

お盆やお正月には帰らなくても、シーミー、ウシーミーに帰省する人は多いといわれる、沖縄に根付いた風習です。

 

まとめ

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毎年この季節で思い浮かぶのはやはりお花見。家族や仲間とバーベキューやカラオケで終日騒ぐのもよし、通勤や通学の途中、ふと見た満開の桜に見とれてしまう瞬間も魅力です。

日々の忙しさに季節を感じることも忘れてしまいそうになりがちだとしても、せめて瞬間だけでも気持ちをリフレッシュさせる余裕は欲しいです。


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