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「小満(しょうまん)」とは。二十四節気、日本にある季節の節目

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梅雨入り目前のこの季節、穏やかな気候が続き、新芽の成長の変化も眩く、バラや芍薬、あやめなどの花々が咲き誇ります。

こんな気候の休日には、近くのバラ園や、少し遠出して古式豊かな古刹を散策するのはいかがでしょう。

畦道に咲く野花も鮮やか、山菜採りに出かけるのもおすすめです。

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「小満」

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「小満(しょうまん)」は二十四節気の8番目。気候も安定し、吹く風も心地よく、秋に植えた麦が穂をつけます。野山の植物や花々も眩い季節です。

現在の定気法では太陽黄経が60度のとき。

2019年の小満は5月21日(火)および芒種(6月6日の前日)までの期間をいいます。

「小満(しょうまん)」とは秋にまいた麦の種などがちょうど穂をつける頃、穂のついた麦を見て少し満足するということの意味で「小満」。あるいは芽生えた小さな草木が満ちる季節であることを意味しているともいわれています。

 天明7年に出版された暦の解説書『暦便覧』にはこの季節を指して「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」という記述があります。盈満(えいまん)とは「満ち溢れること」の意味。

万物が満ち溢れ、草木に枝葉が茂る」季節であると言い表しています。

 

七十二候においては下記のように表現されます

  • 初候(5月21日頃〜5月25日頃)  蚕起食桑(かいこ おこって くわを くらう) ― 蚕が桑を盛んに食べ始める
  • 次候(5月26日頃〜5月30日頃)  紅花栄(こうか さかう)―紅花が盛んに咲く
  • 末候(5月31日頃〜6月4日頃)   麦秋至(ばくしゅう いたる) ― 麦が熟し麦秋となる

「二十四節気」とは

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二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

二十四節気の名称は、中国で考案された当時のものがほぼそのまま使われています。考案当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映しており、日本よりも寒冷で大陸的な気候のため、日本の気候とは多少ずれがあります。

太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を(正節、節気)と言い、節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り、その月を節月と言います。季語の分類も主として節切りで行われています。

夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、立春・立夏・立秋・立冬を四立二至二分四立を併せて八節と言います。二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた、七十二候という分類もあります。

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小満の頃の行事

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バラ・芍薬・あやめ祭り

「小満」は様々な花々が咲き誇る季節。日本各地で開花を祝う様々なイベントが催されます

神代植物公園「春のバラフェスタ」

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「世界バラ会連合優秀庭園賞」を受賞した貴重なバラの数々が楽しめるほか、家族やカップルでも楽しめるイベントが盛りだくさん。

 

関西屈指の古刹「浄瑠璃寺」ではこの季節ならあやめ

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古式豊かな日本庭園の中で、年間を通して様々な花々の開花が楽しめます。

 

潮干狩り

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旧暦の15日頃は潮の干満の差が大きく「大潮」と呼ばれます。この時期は多くの貝が見つかりやすいとされています。有料の狩場以外にもまだまだ自然の貝が採取できる穴場なんかも見つかるかも。

出かける時には服装や持ち物、天候など、要チェックです。

山菜採り

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  • うどー4月頃から
  • ふきのとう・ぜんまいー3月〜5月
  • うるい・セリ・たらの芽―4月中旬位から
  • わらび…4月〜7月(5月に入った頃がピーク)
  • みょうがの芽…5月〜6月

小満まとめ

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「小満」の頃には日本列島もいよいよ「梅雨入り」の声も聞かれるようになってきます。

それまでのわずかな残りの春を充分に吸収しておきたいものです。

これからの季節の小雨の降る街頭も風情を楽しめるとはいうものの、自然に親しめる残りわずかな猶予、「小満」ってそんな季節であるように思えます。


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