日本神話 神・英雄・怪人

オトコも惚れるスサノオ(須佐之男命すさのおのみこと)の勇姿

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「荒らぶる神」、日本の神話の中でこの言葉にふさわしい神様を挙げるとき、多くの人がまず思い浮かべる名前は「建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)」ではないでしょうか?

けれどスサノオってどんなスゴイ神様? あらためて検証します。

画像出典:DENGEKI ONLINE

荒ぶる神「素戔嗚尊」、スサノオの素顔は

出典:スピラボ

神話に登場するスサノオ、日本書紀では「素戔嗚尊」、古事記では「建速須佐之命(たけはやすさのおのみこと)」と記されています。

乱暴者でしかもかなりのマザコン。

イザナギより海を納めるよう命じられますがそれを断り、髭が長く伸びる大人になっても母を慕い泣き暮れます。そのすさまじい様に山はうねり、海は荒れ、疫病を蔓延させてしまいます。そのため父より海の統治を解任。

黄泉の国へ向かう途中、高天原を訪れここでも乱暴な振る舞い。それを怒ったアタテラスは天岩戸に閉じこもってしまいます。世界は闇に、邪神も徘徊し始めます。神々はアマテラスの引きこもりを止めさせるために宴を催し、アメノウズメが踊ります。

高天原からも追放処分を受けたスサノオは出雲国に降り立ち、八岐大蛇を退治。その生贄になるはずだった稲田姫を娶ります。

 

生来の乱暴者、けれど、母を慕い、一人の女性を深く愛する心優しい荒神、これがスサノオという神様の素顔なんです。

 
 






スサノオは複雑な性格を合わせ持つ神様、そしてヤンキーヒーローの元祖

『ゴッドイーター』『モンスターストライク』など多くのゲームに登場し、『女神転生』シリーズでは不動の常連となっているスサノオ。

最近では『ペルソナ4』で主人公の親友・花村陽介のペルソナとなっており、陽気でフレンドリーな性格でありながら、内には熱い怒りを秘めた彼の分身として活躍していました。


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大御所漫画家・永井豪の代表作のひとつ『凄ノ王』は、その名の通りスサノオの神話をモチーフにしたものです。このお話の主人公は、自分の内に封印されたスサノオの、暴力的で膨大な力に苦しむ高校生・朱紗真悟。

徒党を組む不良グループ同士の抗争、その暴力の被害を受けてしまう真悟の恋人、真悟と拳を交えたことをきっかけに、友情を育んで行く仲間たち――まさにヤンキー漫画の王道展開です。

物語は、神話とほとんど同じ。スサノオ神話のヒーロー像を現代にもわかりやすく翻訳したのが『凄ノ王』といえます。

 


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まとめ

『凄ノ王』に描かれるスサノオ(須佐男)のヒーロー像は、神道が仏教と融合した時期にも拡大して行きました。全国にある「天王」「祇園」の名を持つ多くの神社は、仏教と融合したスサノオを祀ったものだという説があります。

島根県出雲市 須佐神社 出典:ウィキペディア

 






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