日本神話 現象・歳時記・その他 未分類

秋分(しゅうぶん・9月23日)とは。秋分の頃の風習や主な行事

更新日:

秋分ともなれば紅葉の便りも聞こえてきます。

秋のお彼岸、国民の休日でもある秋分の日には、やはり自然の鑑賞も兼ねたお墓参りで、季節の移り変わりを満喫したいところです。

吹く風やお寺の鐘の音も心なしか清しく響くと思えるのは、空気が澄んだ秋の気候も影響しているのだとか。

大気を愛でる瞬間です。

出典:17itaiwan


「秋分」

出典:sohu

秋分(しゅうぶん)は二十四節気の16番目。

現在の定気法では太陽黄経が180度のとき。

2019年の秋分は9月23日(月)および寒露(10月8日の前日)までの期間をいいます。

 

『暦便覧』でも「陰陽の中分となれば也」、秋分は春の春分と同じく太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。

春分の日・秋分の日にそれぞれ前後3日間を含んだ7日間が「春の彼岸」「秋の彼岸」。
暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、秋の彼岸のこの日を境に、夏の暑さから冬の寒さへ気候が変わってゆきます。

 

ちなみに多くの場合、秋の気候を初秋・中秋・晩秋と3つの期間に分けて表現します。

その初秋は立秋から白露の前日まで((8/8~9/7)中秋は白露から寒露の前日まで(9/8~10/7)晩秋は寒露から立冬の前日まで(10/8~11/6)をいいます

中秋と仲秋の違いについては中秋は旧暦8月15日、仲秋は旧暦8月のことを指しています。

そして、旧暦では7月、8月、9月が「秋」の季節になります。

 

秋分の日

秋分の日の「秋分」とは、秋分点と呼ばれる位置を太陽が通過する日、秋分点とは赤道と黄道が交わる部分をいいます。

秋分の日は「彼岸の中日」でもあります。

秋分の日は、国が定めた国民の祝日。「祖先をうやまい、亡くなった人々を偲ぶ」日として制定されています。

ちなみに「秋分の日」は年毎に違い、国立天文台の算出する定気法による秋分日を基に、前年の2月第1平日付の官報によって公告されます。

出典:pinterest

「立秋」の頃、七十二候においては下記のように表現されます。

初候(9月23日頃〜9月27日頃) 雷乃収声(かみなり すなわち こえを おさむ):雷が鳴り響かなくなる

夏に頻繁に鳴り響いた雷も治る頃。いよいよ残暑もおさまり、秋の気候に変わってゆきます。

次候(9月28日頃〜10月2日頃) 蟄虫坏戸(むしかくれて とをふさぐ):虫が土中に掘った穴をふさぐ

虫たちが冬ごもりの支度を始める頃。これより半年の間地中で暮らし、啓蟄の頃に再び地上に現れます。

末候(10月3日頃〜10月7日頃) 水始涸(みず はじめて かる):田畑の水を干し始める

農家では田の水を落とし、稲の刈り入れが始まります。

 

「二十四節気」とは

24節気-1

出典:pinterest

二十四節気は、一年を春・夏・秋・冬の季節に分け、それぞれをさらに6分割した24の期間に名前をつけたものです。現在でも季節の節目を示す言葉として使われています。

二十四節気の名称は、中国で考案された当時のものがほぼそのまま使われています。考案当時の文明の中心であった黄河の中・下流域の気候を反映しており、日本よりも寒冷で大陸的な気候のため、日本の気候とは多少ずれがあります。

太陽黄経が30の倍数であるもの(春分・穀雨など)を(中気)、そうでないもの(清明・立夏など)を(正節、節気)と言い、節気から次の節気の前日までの間を一ヶ月とする月の区切り方を節切り、その月を節月と言います。季語の分類も主として節切りで行われています。

夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を併せて二至二分といい、立春・立夏・立秋・立冬を四立二至二分四立を併せて八節と言います。二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた、七十二候という分類もあります。

encyclopedia.aceplanning

 

秋分の頃の行事

出典:pinterest

** 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい) **

出典:kisetsunootayori

毎年、春分・秋分の日は宮中の皇霊殿で皇祖の神霊を祀る儀式が行われます。秋季皇霊祭が戦後には「秋分の日」と改名され、庶民が先祖を祀る日となりました。

この日、皇霊殿前庭において「東遊:あずまあそび、東舞」の儀、伊勢神宮皇霊殿では遙拝式が執り行われます。

全国の主な彼岸会

彼岸の中日である秋分の日には全国の寺院で彼岸会が行われています。

** 静岡県鴨江観音 彼岸会 **

出典:じゃらん

毎年の彼岸会には「お鴨江まいり」として親しまれる法要が行われ、露店も立ち並ぶ境内は多くの参拝者で賑わいます。

 

** 京都府 三千院秋季彼岸会曼荼羅供 **

出典:じゃらん

三千院の秋の彼岸会では僧侶が仏教音楽の声明を唱えて諸尊諸仏を讃歎(さんだん)。特に曼荼羅供法要での声明は、“天台声明の華”と呼ばれるほど華やかな趣きがあることで知られています。

 

** 大阪府 四天王寺秋季彼岸会 **

出典:じゃらん

大阪四天王寺ではお彼岸とその前後3日間には各お堂で先祖供養のおつとめ(追善回向)が行われます。境内には多くの露店も立ち並び、期間中多くの参拝者で賑わいます。

 

秋分 まとめ

出典:pinterest

個人的には秋の風情でまずイメージするのが、風になびく黄金色に実った稲穂。街中では歩道に舞い落ちるイチョウの葉と熟した銀杏の香り。

仲秋の頃には、月だけでなく、暮れかかる夕日も似合います。


Copyright© 世界の神話・伝説 , 2019 All Rights Reserved.