ギリシャ神話 神・英雄・怪人

愛と美と性を司る女神アプロディーテー

更新日:

Pocket

美の女神として知られるアプローディーテー。自由奔放な性格から、さぞ多くの浮名を流したんじゃないか、なんて考えてしまいます。今回はそのアプローディーテーのご紹介です。

美しさを誇るオリュンポスの神々の中でも最も美しいと賞賛されるアプローディーテー。

その魅力の秘密に迫ります。

出典:ウィキペディア

アプローディーテー、その生い立ちとズバリ気になる異性関係

出典:ウィキペディア

ゼウスの祖父にあたるウラノスの、切断され海に落ちた生殖器についた泡から生まれたアフローディーテー。まず、その美しさに魅せられた西風がアフローディーテーを見つけ地上に運び、季節の女神ホーラ達がアフローディーテーの身支度を整え、オリュンポス山におくります

オリュンポスの神々はアフローディーテーの美しさに魅了され、その生い立ちを知るもオリュンポスに住むに相応しい神として迎え、ゼウスもそれを認め、アフローディーテーを養女とします

出典:ウィキペディア

アフロディーテは美と優雅を司る三美神カリスたちを侍女として従え、「魔法の宝帯」という「愛」や「欲望」などの魔法がかけられた神器を身にまといます

この帯を身に着けることでアフロディーテの美しさはさらに増幅され、神々の心さえ支配することができたと伝えられています。その効果は全知全能の神ゼウスでさえ、アフロディーテの影響を受けて多くの女性に恋をしたとされています。

アフロディーテは非常に気が強く、プライドが高い女神。神々の女王ヘラや、戦略の女神アテナとその美しさを競い、「トロイア戦争」の発端となったパリスの審判を仰ぎ、三美神の内の最も美しい女神の地位を獲得しています。

パリスの審判

出典:ウィキペディア

アキレウスの父ペーレウスと海の女神テティスの婚礼に不和の女神エリスが招かれなかったことを怒り、エリスは祝宴に「最も美しい女神へ」と書かれた黄金の林檎を投げ入れます。ヘーラー・アテナ・アプロディーテーがその権利を主張。ゼウスはその審判をトロイアの王子パリスに委ねることにしました。

女神たちはそれぞれにパリスに贈り物を約束することでその権利を得ようとします

ヘーラーは「君主の座」、アテナは「戦いの勝利」、そしてアプロディーテーは「最も美しい女性の愛」。パリスは「最も美しい女性の愛」を選び、アプロディーテーは最も美しい女神の座を得て、パリスは人間界で最も美しい女性「トロイアのヘレンの愛」を得ることになります。

アプロディーテーの結婚

出典:gibe-on

アプロディーテーは火と鍛治の神ヘーパイストスを夫とします。ヘーパイストスはゼウスとへーラーの第一子ですが、両足の曲がった醜い奇形児として生まれました。

美しいアプロディーテーがヘーパイストスと結婚に至った経緯はヘーパイストスと母神へーラーとの確執が原因しています。へーラーは醜いヘーパイストスを日頃から疎ましく思い、冷遇していました

ある時、息子ヘーパイストスから宝石のちりばめられた豪華な黄金の椅子が届きます。その美しさに喜んだへーラーが腰掛けた途端、体を椅子に拘束されてしまいます。

へーラーが拘束を解くように命じるとヘーパイストスは自分を実子であることを認め、美しいアプロディーテーとの結婚を約束するように要求し、へーラーはその約束を承諾します。

アプロディーテーと軍神アレス

出典:blogs.yahoo.

当人の意思とは関係なく、決まってしまった結婚をアプロディーテーは素直に受け入れることはできませんでした。美を司る神であるアプロディーテーにとって不具の身体である夫の醜さは受け入れられず、そのために幾多の恋を重ねることになります。

そのひとつには美少年アドニスへの悲恋。冥界の王ハデスの妻ペルセポネと恋敵となり、アレスを暗殺者としてアドニスをアネモネの花にしてしまいます

最も有名なお相手は暗殺者となった軍神アレスアレスは残忍な性格とは反して、外見はオリュンポスの男神の中でも最も美しい神の1柱。アプロディーテーはアレスとの間に恐怖を司る神ポボスとデイモスの兄弟、調和を司る女神ハルモニアーをもうけています

けれど、アレスとの関係はヘーパイストスにも知られることになり、その復讐として、ふたりの情事の瞬間にヘーパイストスの作った見えない糸で縛られ、その姿を神々の晒し者にされるという辱めを受ける結果となってしまいます。

 


今も美少女として活躍するアプロディーテー

出典;神姫プロジェクト攻略

怒涛の超神化系 RPG「神姫プロジェクト」では美の女神「SSR 神姫 アプロディーテ」として登場。美を追求する神姫。美貌のためならどんな危険もいとわない強力なキャラ。

 

18禁ファンタジーRPGオンラインゲーム「ドラゴンプロヴィデンスでは真美神アプロディーテーとして登場。ここでも美において誇り高く、愛と美と性を司る女神です。

 

まとめ

出典:pinterest

美しいがために政略結婚の犠牲になるのは世の常。とはいうものの、夫が醜くても愛せるかどうかについては、正直当人でないのでわかりません。

まあ、美しいがために起こる不幸(?)、ってドラマとしてはありきたりに見えてしまうのって、これってひねくれた見方でしょうか。。。
  


Copyright© 世界の神話・伝説 , 2019 All Rights Reserved.